どうも!
1日1時間は本を読む時間をとるようにしているzonoです!!
今回は、恩田陸さんの《夜のピクニック》を紹介します。
1-1.当たり前の出来事とは
2.《夜のピクニック》のあらすじ
2ー1.「歩くこと。は特別なこと。」
2ー2.「賭け」
2ー3.「思考を止める日常生活」
3.《夜のピクニック》の詳細!!
4.最後に!
【思考法】ただ歩く。それだけで世界が変わる!!
日々の喧騒から逃れる思考法
人間関係によって、普段は言えないことや、言いにくいこと。
難しい問題だからこそあまり考えないようにしているのでないだろうか。
日々の喧騒が、まわりの環境が
当たり前の出来事とは
コミュニケーションや、毎日の生活を当たり前のように感じていていた。
その当たり前は、非日常の中でしか壊されない。
毎回とは言わずとも、当たり前の行動、作業のなかに
少しでも疑問や、意識を向けることで、
あらすじ
高校生活最後を飾るイベント「歩行祭」。それは全校生徒が夜を徹して80キロ歩き通すという、北高の伝統行事だった。甲田貴子は密かな誓いを胸に抱いて歩行祭にのぞんだ。三年間、誰にも言えなかった秘密を清算するために―。学校生活の思い出や卒業後の夢などを語らいつつ、親友たちと歩きながらも、貴子だけは、小さな賭けに胸を焦がしていた。本屋大賞を受賞した永遠の青春小説。※引用:『夜のピクニック』より
「歩くこと。は特別なこと。」
「歩行祭」が始まるまでは、多くの人が嫌がっているが、
いざ始まって、終えてみれば楽しい思い出しかない。
夜歩く。長いこと歩く。
歩くこと以外、何もなかったり、その疲れなどから
普段考えないこと、話さないようなことを話すようになる。
そこで、新たな思考が入り込んでくる。
「賭け」
貴子がこの「歩行祭」のなかで、決めた小さな賭け。
複雑な関係をもつ、貴子。
「歩行祭」のなかで機会を狙っている。
「思考を止める日常生活」
貴子が歩きはじめの頃に思考した内容。
生活においての行動は、短期的な出来事が多く発生する。
その短期的な出来事の連続することによって、
行動における思考が途切れている。
流れ作業のようになった行動は、何も思考せずにできる。
そんななかで、「歩く」という行動を機会に、
《夜のピクニック》の詳細!!
[作品名] 『夜のピクニック』
[著 者] 恩田陸
[出版社] 新潮文庫
最後に!
この作品は、私の友達から紹介されて読んだ作品で、
高校生ならではの、日常の会話や、感情が、
ただ歩くという行為のなかで描かれている。
友情や嫌悪、やさしさなど
この感情がより自然で、普遍的なものであるからこそ
物語に吸い込まれていく。
まるで、この「歩行祭」を体験したかのような錯覚に陥る。
何かに詰まっている人、変化を求めている人にお勧めしたい作品である。
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