どうも!
1日1時間は本を読む時間をとるようにしているzonoです!!
今回は、辻村深月さんの《島はぼくらと》を紹介します。
2.《島はぼくらと》のあらすじ
●「冴島」
●「幻の脚本」
●「蕗子の父母」
●「デザイナー」
●「さえじま」
●「唯一の医者」
●「ふるさとの絆」
3.《島はぼくらと》の詳細!!
4.最後に!
【故郷とは】心から思える相手、場所はありますか?
人間愛
故郷とは
あなたに故郷はありますか?
故郷と呼べる場所はありますか?
それは、自分の生まれた場所かもしれないし、
育った場所かもしれない。
長く住んだ所、お世話になった人、仕事をした所。
様々な場所が故郷になりうる。
心から何かをしてあげたいと思える人、場所。
あらすじ
瀬戸内海に浮かぶ島、冴島。朱里、衣花、源樹、新の四人は島の唯一の同級生。フェリーで本土の高校に通う彼らは卒業と同時に島を出る。ある日、四人は冴島に「幻の脚本」を探しに来たという見知らぬ青年に声をかけられる。淡い恋と友情、大人たちの覚悟。旅立ちの日はもうすぐ。別れるときは笑顔でいよう。
「冴島」
本土までフェリーの高速船で片道450円。約20分の距離の島。
島で生まれ、本土に出て、戻ってくるUターン組。
島に移住するIターン組。
シングルマザー。ロハスの生活をしに来た人たち。
など、様々な人が様々な理由で住む島。
そのため、人間関係の上手く行ってない部分もある。
そんな島でのたった四人の同級生。
母が島の会社の社長にしている朱里。
島を守ってきた家系、網元の娘の衣花。
父のロハスで小さい頃に移り住んだ源樹。
少し抜けてる所があり、脚本などを書いている新。
そんな島での、コミュニティデザイナー、ヨシノ。
島の会社「さえじま」、村長。など様々な人間関係が織り成す物語 ― 。
「幻の脚本」
ある日、そんな島に、
幻の脚本を、探しに住みに来たという、霧崎ハイジ。
一応、作家。胡散臭い霧崎に、島の人たちはよく思わない。
島でいろいろと探り、島中を引っ掻きまわす。
元水泳のオリンピック選手の蕗子の存在にも気づき、探りを入れてきた。
それを不快に思った、同級生四人は、
脚本を書くのが趣味である、新の脚本を幻の脚本だといい、渡す。
すると、霧崎はすんなり島から出ていった。
「蕗子の父母」
蕗子は有名になったことで、人間関係に疲れ果てていた。
そんなとき、不倫という形で、妊娠した。
両親からの大反対を押し切り、産むことを決意し、
シングルマザーの多い、冴島のHPを見て移住を決意した。
島に住んでからも両親からの連絡はあったが、居場所さえも伝えなかった。
時が経ち、居場所を伝えると両親が島にやってきた。
連れ戻しに来たんだと。
父は、ただ娘の未奈に会いたいくて島に来た。という。
朱里や衣花、朱里の母、コミュニティデザイナーであるヨシノなど、
たくさんの人の協力を得て、両親との距離を徐々に詰めていき ― 。
「デザイナー」
冴島はの子供は高校を卒業すると、島を出る。
そのため、冴島独自の母子手帳がある。
子供への思いをびっしり書けるデザインになっていて、
島を出る時に、子供に渡す。
その母子手帳をデザインしたのは、源樹の母だった。
蕗子の両親の問題と同時に島にやってきた、デザイナーである椎名。
源樹が声をかけられ、島を案内して欲しいと言われる。
当日、椎名が両親が別れる原因になった人だと、源樹は指摘する。
椎名は、他の自治体の母子手帳をデザインすることになり、冴島を訪れた。
そんな椎名は、源樹に母子手帳を渡す。
びっしり書かれた、母子手帳に源樹は、ある言葉を思い出す。
「さえじま」
ヨシノの活動の紹介として、
島にある会社「さえじま」が、TVに出ることになった。
しかし、会社の紹介の仕方を不快に思った村長と、
さえじまの社員たちで、揉め事がおこる。
ヨシノや、さえじまの社員が頑張るが、上手くいかない。
元々、島のおばちゃんたちの居場所になればいいと始まった会社だと、
社長である朱里の母はTVを断る。
この揉め事の後、ヨシノが島を去ることに。
彼女がこんなにも仕事に、島の為に動ける原動力はなんなのか ― 。
「唯一の医者」
ある日、朱里が本木の家へ、やってくる。
未菜が血を吐いた、と。
今日は霧がかかっていて、船がでない。
蕗子と、朱里がパニック状態の中、本木が落ち着いて、対処する。
そして、本木は医者であることを告げる。
医者を呼ぶお金がなく、医者を探し続けていた冴島の人達。
研修医時代に、命を扱うことの重さを実感し、
医師免許は取ったものの、諦め、田舎で暮らすことにした本木。
そんな情報を得た島の新の母が、本木に、封書を出した。
本木は、島に呼ばれたといっているが、島のおばちゃん達がやった事だった。
「ふるさとの絆」
縞野のおばちゃんがなくなった。
朱里の祖母と島の外で暮らしている千船碧子の3人は同級生だった。
そんな碧子にも形見分けと手紙を残していた。
そんな3人は、島で起こった噴火のせいで、
一緒に卒業できず、はなれ離れになった。
朱里、衣花、新、源樹の四人で、千船碧子を探すことに。
島から出て泊まりがけで探すには、親が許してくれない。
そこで、修学旅行の観劇中に抜けだす。
抜け出し、外に出ようとした時、声をかけられる。
赤羽環。
事情を話すと、一緒に手伝ってくれると言い出す。
ヨシノと知り合いで、環は冴島のことをよく聞いていた。
前の住所を訪れたたが、そこにはもう住んでいなかった。
島に帰り、前の住所に住んでいた方と環の協力で、
最後に教師をしていたという、学校に連絡が取れた。
そこで、碧子は亡くなてっていたことを知る。
《島はぼくらと》の詳細!!
[作品名] 『島はぼくらと』
[著 者] 辻村 深月
[出版社] 講談社文庫
最後に!
この作品は、人間愛が沢山詰まった作品だ。
読み終わったあと、心が満ちて、幸せな気分になった。
こんなにも暖かい気持ちになれる作品があるだろうか
と感じるほど、愛を感じる。
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